差し伸べた手が絆の象徴

介護福祉士の資格を取ろうとしている方は、「今後、高齢者が増えていくから、私のように介護福祉士になろうとしている方が続々と出てくるんだろうな。私が介護福祉士になったら、高齢者に温かい手を差し伸べられる職員になるわ」と思っていることでしょう。高齢者の増加に伴って、誰かの手を借りないと生活できない人が増えていき、介護福祉士の資格を持っている方が、その人に対して生活全般で満足できるような介護をしていく必要があるのです
車椅子に乗っている利用者を介護している介護福祉士は、「この方は歩くことができなくなって、さぞ不便な思いをしているんだろうな。この方は歩行機能が失われていながらも自分なりに充実した生活を送れるように努めているから、私がこの方の手助けをしていくべきなのよ」と思っていることでしょう。介護福祉士は、利用者が懸命に生きようとする姿に胸を打たれることが往々にしてあると思い、「この人が生きるために頑張っているから、私も自分の人生に悔いが残らないように頑張らないといけないわ」という意識喚起につながっていくと思うのです。
いかにも、「私は介護福祉士になるために生まれてきたんだ」という気迫を感じるくらいに、介護福祉士になるために猛勉強している人の姿を見ることはないでしょうか。その姿を見て、自分もまた介護福祉士を目指すようになることが往々にしてあると思うのです。そうした連鎖により、介護福祉士の数が増えていけばいいですよね。